鯛蔵 初天神
正蔵 七段目
米左 景清
中入
米左 子ほめ
正蔵 幾代餅
正蔵師は、名跡を継がれてすぐから浅草の寄席で聴いた
当時はタレントとしての方が有名だったから
寄席でおばちゃん達の声援や振る手に応えたり、ご本人の思いとは違う部分もあったでしょう
この二人会では、米左師匠が打ち出すスタンスが正蔵師を聴く客席にちゃんと伝わって
どこより良いお迎えが出来ているんじゃなかろうか?
人物の描き分けがどんどん良くなる正蔵師
粋過ぎず笑いに偏らず、思わず唸る場面がしばしば
米左師匠、表現に細やかな工夫が多数あり
ご自身の楽しみようも感じられ、良かった
景清の観音経、序盤・中盤・下げ近くと、
それぞれ定次郎の心境の変化が現れ、心打つ
子ほめは、はじけぶりに沢山笑う