うつぼ猿
口上
一谷ふたば軍記
三十三間堂棟由来
(携帯だと正確な漢字でません)
文楽を初めて観たのは35年前位。
年に1〜2回、なのでさして詳しくもならないが
上方ことばの面白さや三味線の表現の豊かさ、人が踊るだけでも難しいのに
人形を三人で遣って
細かい心情まで表す文楽は
感動しかなかった。
ぼんやり見るだけで楽しくて
筋は読み直すけど
あの太夫が…みたいな話は出来ません。
でも、35年前にしたら皆さんずいぶん若く、世代交代が有って何だか多少の感慨が。
玉女さんも勘十郎さんも脇役やったし
紋寿さんを久しぶりに舞台で拝見して
最初、本買ったの紋寿さんやったなぁなんて。
披露口上では、先代玉男師の型だという熊谷が藤の局の刃を小柄で受けるところの話。
誇張しないが主張する、工夫をされてらしたんだなぁ。
先代玉男師の著書「文楽藝談」購入。
終演後に披露パーティーに参加し、玉女改め、二代玉男師に少しお話を伺う。
口上の舞台に上がるのは他の方でも無かったから
戸惑いながら日々勤めてますとのこと。
超ご多忙ながら、とても物静かでいらっしゃるお姿に秘めたパワー!
文楽を観る人、観ない人、居る中で
自分が観る人で良かった。
芸能バンザイであります。