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2008年 1月19日
こめかみの血管がちぢむ寒さ・・・近年の京都にはめづらしく連日雪がちらちら。 第6回京都ものづくり塾「京の伝統産業 京こまについて」 以前、お目にかかったことのある「京こま 雀休」さんが講師ということで、参加。 19時開始の会場では、10数名の方がすでに独楽をまわして歓談されていた。 七代目「京こま 雀休」ご当主の中村佳之さんのお話。 一旦は会社員になったものの、色んな思いに駆り立てられるように家業へ戻られたそうですが、 本腰を入れたのは平成14年からで、それ以前にも一度はやりかけて諦めた経緯も。 前回諦めた理由は様々ですが、やはり「時代」というものが最も大きいようですね。 また、ご自身の中でも年齢とともに何が一番かという順位の変化もあったご様子。 「根拠はなかったけど、今なら出来ると思いました」とのお言葉は、力強かったです。 こまの周りに、何故人は集まって思わず回してしまうのでしょう? 一体、この単純な遊び道具の中に、色や形を工夫し追求していく人間の ものづくりへの情熱って何でしょうね? こま遊びでほぐれた場内は、円卓で自己紹介したときの固い感じもすっかり取れて、 参加者同士のお話もはずみました。 ●歴史について 桃山時代からこまというものはあって、江戸時代に室内での遊びとして発展。 京都では女性が裁縫などで残った余り布などを巻いて、個人用に作り遊んでいた。 こま自体は宮中にて政治や重要な決め事の吉凶を占うのに使用されていたことなどから、 芯をつらぬく、思いをつらぬく、円満、お金のまわりが良くなる・・・などなど、縁起ものとしても。 戦前までは京こま処は10軒ほど残っていたが、現在では「雀休」さん1軒のみ。 30年前には、仕事としての京こま需要は途絶えてしまった。 ●製法について 京こまの特徴は絹製であること。 布を巻きつけて作る「巻胎(けんたい)」という手法を用いたこまは京こま独特で、 大きくなればなるほどこまの自重が中心にかかり壊れやすいため、芯に近い部分の布の巻き方に工夫があるそう。 最大で直径36cmのものを制作されたが、現在さらに大きいものを考案中とのこと。 木綿やポリエステルも試したが、絹に勝る素材は今のところ無いようです。 ●そのほか 仕入先も得意先もいったんは途絶えたところから、足で歩いてお願いしにまわったご苦労は たいていやなかったでしょう。 お金を稼ぐだけならもっと楽、情熱の血がさわぐ何かが誰にでもあるんやろなあ。 京都は伝統産業にとって恵まれているとおっしゃる反面、危機感も。 「京こまのために、いまはどこへでも行って、どんなことでもしようと思う」とのこと。 他産地や異業種との交流がここでも重要なんですね。 かっぽれも色々刺激を受けて勉強になりました。 「雀休」さん、主催の「ものづくり塾」さん、ありがとうございます。 「ものづくり塾」さんの今回のレポート ↑おまけ 京コマストラップや根付でいっぱいの雀休さんのボストンバックと携帯
by kapporeblog
| 2008-01-19 22:50
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