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2008年 7月27日
グラフィックデザイナーとしてご活躍の後、能面の彫師となられた吉田作左衛門師の展覧会。 能面教室の生徒さんの作品や、吉田師の能面を撮り続けているという写真家の作品もあった。 生徒さんといってもすでに20年通うという、ご自身のお顔が能面のように味わい深い方ばかり。 この日は吉田師に解説いただいたり、面をつけるという体験もさせていただいた。 表面が非常に繊細なものなので素手で触れることは出来ない。 つけると以外に軽く、顔に当たる部分は頬骨の一部のみ、息もしやすい。 面をつけると周りの視界を制限される分、内へ向かう眼が覚醒するような気がする。 「面と向って」という表現があるが、まさにこのときは自分に向かっていると感じた。 集中力が研ぎ澄まされるようだ。 吉田師は、直接存じ上げないけれど遙か昔のかっぽれが通った高校OBさんであるとのこと。 私などは「楽し楽し」で絵を描いていた美術部時代だったが、将来を見据えて絵に取り組み、 プロになられる方も普通の府立高なのに多かったな。 かっぽれにも就職か専門の学校へ進むかというときに、 美術部顧問の先生が随分美術系への進学を勧めてくださった。 その頃父は「美術で生活はできない」という考えで、それを押して学ぶ気は自分にも無かった。 当時も今も何から何までお膳立てされるのが嫌いで、授業などはその最たるものだったし、 絵の技術を学んだところで小手先で表現出来るものはたかが知れている。 何を表現するかが一番重要であって、他人の評価もまた何の基準ともなりえないとか・・・ まあ、そんなことを子供なりに考えていた。 実際はそこまで学校ががんじがらめではなく、強い気持ちと実行力がなかっただけかな。 色々考える反面すごく幼稚さもあって、柵や溝を取ったり跨いだりする勇気も知恵もなく。 そんなわけで、社会の方が自由な気がしたもんだから、高校を出て就職した。 その時は自分がそれしか選べなかったので、選んだ道に全く後悔はしていないが、 今は「良いな」と思ったら、何でもやっておこうとしている。 人間の本質的な、どうしても動かない部分と、日々変化しつづける部分。 ・・・おもしろいなあ。 そんな昔のことや今をふと考えたりしているのも、 この日、時空を幾重にも表現するという能の、「面(おもて)」に多少触れたからかも・・・。
by kapporeblog
| 2008-07-27 20:43
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