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2008年 9月21日
松竹座のヤマトタケルで芝居に興味を覚えた母と、南座の新派公演に出向く。 母方の祖母の一周忌は先週に、ウチのお彼岸の墓参りは昨日済ましているので ほっこり落ち着いた気持ちで出かける。 一、「遊女 夕霧」 二、「明日の幸福」 吉原の太夫・夕霧(波乃久里子)のために「積夜具」をしてこしらえた借金が原因となり、 呉服屋の番頭・与之助(片岡愛之助)はお店のお金に手をつける・・・という、はじめは割と ありきたりな話かなと思いました。 妹女郎が剃刀を振り回して裏切られた男への腹いせ、部屋でそれを諭す夕霧太夫の言葉、 「あんたは男に心と誠をつくした、それを相手に押付けちゃいけないよ。 誠はあんたの心の中にあるもんだ」 苦界の女性にとって、ウソや裏切りは日常のこと。 それでも芯に誠はもっている、そんな愛しい女たちのしぼりだすような台詞。 くやしくても苦しくても生きていく人の強さと幸せのはかなさ。 序盤とはいえ、深くて厚みのある台詞に早くもかっぽれは涙が流れっぱなし。 与之助が詐欺横領で立件されたのを助ける為にとる夕霧の柔軟で強靭な行動がみどころ。 被害者であり、頑固者の作家・悟道軒円玉(笹野高史さん)と、その女房(青柳喜伊子さん)の 沈着冷静さの対比が良かったなあ~。 敵が真の味方に変わったときの心強さなど。 勉強になるというのもおかしいけど、こんな理屈がちゃんと言える大人が今少ないんですよね。 キチンと話し合って納得して味方になってくれる人が。 夕霧が「夫婦にはなれなくても、生きてさえいればいつかお互いに助け合えるときがくる」と言った台詞では、もう満場一斉に鼻すすってましたね。 心に誠のある人の言葉には、力があって人を動かしていけるのだなと感動でありました。 「明日の幸福」のほうは軽いタッチなれど、テーマは深し。 でもすごく落語的楽しさ可笑しさのあるホームドラマ。 「夕霧」で泣いた涙もすっかり乾いて、大声で笑ってほんまに楽しかった。 おばあさん役の英太朗さんが最高に愉快、そして所作が綺麗。 時代別、世代別、立場別の和服がいっぱい、着物好きにはたまりませ~ん!の2本。 帰りはゲリラ豪雨にみまわれながらも、今流行のゴミみたいな和雑貨屋(品質悪く、その割に高価で京都ブランドっていうフリして売ってる外国製のものを「ゴミ」と呼ぶ)を見て害した気分を 呉服屋や和装小物やさんでとり直したりしながら親子でブラブラ。 1ヶ月ぶりに、全く仕事をしない完全オフを楽しみました。
by kapporeblog
| 2008-09-21 23:43
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