2009年 6月29日
桂 二乗 「短命」
笑福亭 生喬 「笠碁」
柳家 紫文 粋曲
桂 米二 「青菜」
良い演目が並びました。
二乗さんは、しばらく聴かないうちにずいぶんシッカリしてきたし、元々安定感あったけれど
力が抜けてきつつあり良いね。
生喬さん、ずっと晴れていたのに今日雨が降りこんでの「笠碁」、洒落てるなあ。
マクラで囲碁と将棋が出てきて、「大名将棋」か「笠碁」くらいしかないよな~なんて
考えてる自分・・・ちょっと通ぶってみました~。
紫文さんの「平蔵」に笑いが、ドッカーン!
80名以上のギュウギュウ詰めの会場でメッチャ受けてたよー、気分ええわ。
座敷で聴く「両国」、自分がお客で聴く「両国」はたまらんなあ。
米二さんは静かに始めて、トリをピシッと締めてはる。
寄席の空気が流れてる・・・この空間は最高ですわ。
季節もぴったり、紫文師匠が「やりやすい!楽しい!」を連呼しておられました。
・・・ちょっとぉ、私にも多少気ぃつこてちょうだいませね~。
終演後、ちょこっと無理言うて名ビラの前で写真を撮らせてもらいました。
そしたら残ってた半数くらいのお客さんが一斉にカメラを取り出して、高座からみたら
40台ほどのファインダーが師匠を狙ってる!
圧巻の光景でした。
帰りにもずいぶん紫文師匠に声をかけるお客さんがおられて、
心から楽しまれたんだなあと嬉しくなります。
並んで切符を買って、雨の中観に来て、ある方などはご祝儀までも用意して。
ほんとに良いお客さん・・・。
こんな老舗中の老舗、「かねよ寄席」に出てる紫文師匠を観られて最高のラスト。
明日は江戸の空ですね、お気をつけて!