2010年 3月27日
今日はお仕事ぜーーんぶ休んで、朝から着物ででかけました。
昨日まで突風や雹が降る変な天気でしたが、スカッと晴れ。
羽織も着ずに軽いショールだけで。
黒にピエロ刺繍の着物、横段の金茶の名古屋帯に灰紫の帯締めで地味になったな。
薄い藤色の紬を来ようとしたら、母に「雪だるま」といわれやめたのでした。
↑腹立つわー。
しかし身内が言うのだから他人はきっと笑うくらい変なんだろうなと、黒に。
くそー、次は黒い紬を縫うぞ・・・って、痩せろやーっちゅう話ですが。
和裁のことで思い出した!
掛張り(机などに固定して、縫っている着物をひっぱり縫いやすくする道具)が壊れてたんやった!
早く出たので、久しぶりにぶらぶら買い物しながら。
南座の前にある和装小物の「井筒屋」さんで、朱赤の帯締めも買うてしもた・・・。
あー、いったい何本買えば気が済むのだろうね~。
夜の部、「加賀見山再岩藤(かがみやまごにちのいわふじ)」を観に。
わおー!きゃー!な三時間半、亀治郎丈の岩藤、恐さとコミカルさで最高に楽しいお芝居。
今日は贅沢にも一等席、八列目まん真ん中の良いお席をわけて頂け、迫力満点です。
七役早変わりは、若さで実に鮮やか、お客の予測を裏切る早業…お見事。
これだけの役柄、瞬時の妙技。
お着物の方も多くて、宙乗りしながら客席をくまなく見回しお客様を花と見立てての
サービスいっぱいのセリフに客席は大興奮の黄色い声が響き渡っていました。
カーテンコールでも獅堂さんや亀治郎さんの投げキッスの嵐、そして早変りで2度の挨拶登場。
最後の最後まで楽しいお芝居でした。
これは世俗の桜・・・記念撮影をする人達であふれかえっている祇園界隈。
川沿いは少し蕾の比率が高いですが、もう満開も近いです。
終演後に寄ったお店にご贔屓様がおられ、ちらり寄られた松也丈に何と握手して頂いちゃいました〜。
おでこに紅く鬘の痕…唯一、歌舞伎役者さんなんだ〜という痕跡の爽やか青年さんでした。