2011年 6月28日
仕事を休んで朝早くから、役所とか各種事務所、銀行なんかの用事をバタバタ。
心急きやのに、叔父さんが「車で送ってー」とか言う。
途中の道で放り出して「ごめ~ん」と昼前になんとか帰宅。
そこから約1時間かけて三条縄手まで。
午後から、たる源さん、恩師、かっぽれとで嵐山に行く約束があったので。
用事も済み、茶店でお団子食べてお薄・・・けどあまりに暑すぎてお冷ばっかりオカワリ。
真夏みたいな陽気にふうふう言いながらたる源さんのお店まで戻ってきた。
やっぱりこの切り出した檜なんかの香りが充満する店内がいちばん落ち着くなぁ。
前回ここに金魚桶のkとを書いてからスグ首都圏の旅館から引き合いがあって、
現在制作中とのこと。
たる源さんの後ろにあるものは、二つ目ので一つ目より大きめ。
ご注文のものはさらに大きいものだそう。
金魚桶は両面にガラスが張ってあり、上部に金魚を出し入れする穴が開くので、
構造上、普通の桶と同じようにはいかないのが難しいところ。
そして、どんな立派なお座敷や玄関に飾られても負けない位の質感・存在感を持ちながら
その場に昔から有るように、しっくりと溶け込む品の良さを持ち合わせる必要がある。
たる源さんは、「銅線や銀線の髪の毛1本分ほどの太さにもそれが出る」と話される。
この日も材料について、今後の木工業界について、様々お聴かせ頂いた。
まだまだ、夢や作りたいものが山ほどあるとのこと。
高い向上心、限りなく前向きで勉強熱心なお姿、譲らない美意識を支える技術。
京の名工、「たる源」さんのプライドを全身に感じてお店を後に。