2016年6月3日(金)
三輪明宏さんのお芝居、初めて観ます。
この歳になり、やっと来られました。
母の入院中なので弾丸往復でしたが、二か月前に切符買って
楽しみにしていたので、どうしても観たくて。
本来なら、休暇をそのために取っていて
着物でも着てゆっくり出かけるつもりでしたが、いつも通りバタバタに。
病院へ見舞いに時間をさけたので、まあ良かったです。
唄うような台詞まわし、踊るような身のこなし
半裸の衣装でバスタブを中央に据えた舞台をひらひらと。
蝶のごとく魅了し、蜘蛛のように男を喰らう男娼が主人公。
すごい存在感でした。
孤児の男の子を育てているが、生活全てを支配している。
屈折した愛は、葛藤を経て鬼子母神からマリア様のそれへと昇華してゆくのでした。
残酷の美、美の裏の嘘、醜悪な現実がぐるぐる頭を駆け巡り続けます。
三輪ちゃま、魅力的でした〜!
歌舞伎も演劇も落語も、中高生のときに観るに観られない田舎の子やったから
写真集や専門誌なんかで、憧れてきた人たちを
一所懸命、いま追っかけているところです。