2017/4/13(木)
表千家お家元の御奉仕による献茶祭が
京都伏見の御香宮にて有りました。
たる源さんにご招待いただきましたが、
初めての体験に無作法者のかっぽれは、着るもの持ち物など
やっさもっさの、ここ数週間。
菓子切り、懐紙、扇子は借りて、利休バッグは買いましたがな~。
(でも用意してってヨカッタんですワ!)
献茶式には遅れて到着。
門をくぐっても、拝殿まで少しあるから外から様子がわかりません。
コソーっと後ろから式に混ざってきました。
雅楽の奉納があって、とても厳か。
平日なので一人で伺ったけど、逆にお喋りで気が散ったりせず
落ち着いた気持ちで拝見できてホントよかった。
お茶は、幹部の方が取り仕切る3箇所の席でいただき
御干菓子、薯蕷のおまんじゅう、練りきりと
上等のお菓子を3種類いただき
抹茶は春にふさわしく、すっきりとしたものでありました。
「気楽に」とは言われたものの、
器や茶道具の拝見は落語の「金明竹」、作法は講釈の「荒茶」、
「茶の湯」の長屋よろしく無作法なりに気合で乗り切ってまいりました。
3席もお茶飲んでるにもかかわらず、緊張で喉カラッカラ。
「ご自由に」と案内された点心席では、やっと一息つきました。
伏見の酒蔵が後援されてるので、全銘柄飲み放題・・・ですが
茶席の緊張を引きずっており、お寿司をいただくのすら、なかなか喉が通りません。
袂をひっかけてお茶ぶちまけないよう、そそと頂きました・・・。
ちょっと若すぎる色合いですが、和裁の先生から頂いた伯母様のおさがり。
こんなときにこそ着させていただこうと。
しかし、遠慮して地味目にしてきたんですが、
皆様すばらしく華やかで豪華なお召し物でしたよ~~~。
あとで思い出したけど、趣味で集めた
ぼってり唐織の「どこへ締めていくねん?」帯や
黒字に金銀の波頭を織り出した「だれが締めるねん?」帯も
よそでは重すぎても、こういう場ならいけますな。
前日の着付け稽古もむなしく、当日は4回も着なおしましたが
気分は楽しく、せっかく日本に生まれたのだから
50の手習いで手ほどきくらいは受けておきたいな。
・・・って、これじゃ落語「茶の湯」のご隠居まんまやな。