2006年10月14日(土) 於:千日前トリイホール
桂 吉坊 「胴切り」
スペシャル企画 邦楽セッション&トーク
桂 米左(鼓) ・ 柳家紫文(三味線)による長唄 「越後獅子」の演奏
黒紋付・袴姿で登場の両名、普段は「桂」「柳家」の紋ですが、
今回は、米左師は長唄「望月太八三」・紫文師は新内「鶴賀寿美之助」の紋付で。
三味線が猫の皮なのは有名ですが、鼓の皮は何でできている?の問いかけに、
客席から犬や狐など色々な答え。
正解はなんと馬の皮!しかも最高級品は馬の胎児の腹皮とのこと。
小さなケースから取り出した鼓も三味線も、バラバラに分解した形から、
質問も交えてのトークをしつつ組み上げていく。
一つ一つの部品の、精緻な形や細工は何ともいえず美しい。
米左師の着物道楽ぶりや、楽器に対する愛着などの話。
紫文師は歌舞伎座で常磐津の三味線を弾いていたときの話。
ダジャレがポンポン飛び出し、ウソかまことか判断つきかねぬ間に
早口の紫文師の術中にはまっていく客席と、ナイスフォローな米左師は
初顔合せとは思えぬ息ピッタリなトーク。
中入
柳家 紫文 「長谷川平蔵市中見廻日記」
桂 米左 「たちきれ線香」
120名のお客様で満員御礼、ご来場ありがとうございました!!