2008年 2月9日 その②
なんと旧岡田家酒蔵と伊丹市立美術館は棟続きになっていて傘いらずだった。
外骨の等身大パネル 「まあゆっくりしたまえ」
「滑稽新聞」以前の、1回で終わった新聞や南海さんの講談で聴いた六角製本の本、
その他カラー刷りの今でも欲しくなりそうな雑誌や絵葉書本や新聞の本物がどっさり展示。
遺品は立派な細工の万年筆、当時使用していた名刺や自筆原稿、着物にパスポートなど。
外骨にかかわった人物の写真も多く、講談の内容がまざまざとよみがえってきた。
借金で台湾に逃げたときの手紙には、台湾の様子が新聞記事調に書かれており、台北の
進歩状況や気候・風土・金利・虫魚、黒死病についてが2枚の原稿用紙にわかりやすく書かれていて、蚊と蟻がことさら多いと強調されていた。
また、( )、●、◎、△、等々・・・約物(記号ですね)という活字を使用して京都・大阪・東京名所の図柄を表現した本は、今の絵文字のはしりであり、遊び心とそれを本にして売ってしまう所に
不思議な愛嬌のある人物だなあと、さらに魅力を感じてしまう。
メモしたことで書ききれないことが多いけれど、興味が少しでもある方は是非ご自分の目で。
1時間程度の駆け足で鑑賞したが、視覚的にもとっても美しいので見ごたえ・読みごたえ充分。
来られただけでもよかった、来てよかった!
これも、外においてあったパネルなので撮影OK
外骨の等身大パネル 「では、先に失礼」
美術館から見た、旧石橋家と旧岡田家。
雪はますます降り積もって、足元はサクサク音を立てて雪にうずまる。
神戸で落ち合うトキさんから、JRのダイヤが乱れているとメール有り。
12時すぎ、急いで神戸に向う。
その③へつづく